今年の秋華賞、1番人気はおそらくシンハライトだろう。これまでデビュー以来2着が一度だけですべて勝利をしている。
唯一の敗戦の桜花賞でも勝ち馬ジュエラーからハナ差なのだから、負けてなお強しといった感じ。
ジュエラーとはライバル関係になりそうだったが、桜花賞後にジュエラーが骨折し、久しぶりに前走のローズステークスで再戦。ところがジュエラーは見せ場なく11着に敗れた。
対照的にシンハライトはきっちりと上がり最速をマークして差し切った。現状では1歩も2歩もライバルに差をつけている印象だ。血統的にも父ディープインパクト産駒はここ4年で3勝と非常に好相性となっている。秋華賞の最有力候補だろう。
シンハライトには死角はないのか?
ほぼド安定とは言え、もし死角があるとしたらコース形態かもしれない。コーナーを4つも回るうえに直線も短い京都の内回りコース。
4つのコーナーを回る競馬は未経験なため、脚質的にもうまく捌けないと苦しくなるだろう。もちろんこのような状況でもディープインパクト産駒ははねのけてきているのだから杞憂に終わるかも知れないが、競馬に絶対がないことを思えばこのコースは気になるところだ。
鞍上は追い込み型の名手池添騎手。シンハライトが最有力で間違いないが、彼の手綱さばきも肝心になってきそうだ。
追記:本日シンハライトの左前脚浅屈腱炎発症が報じられた。大本命の撤退により一挙群雄割拠の予想を呈してきました。