データ競馬で秋華賞攻略

秋華賞予想において無視してはいけないデータの一つに秋華賞トライアルであるローズステークスからの出走馬の勝率があります。データ競馬では統計などを参考にするため、予想の基礎が過去の傾向によるところが大きいです。

さて、本戦におけるトライアルレースからの出走馬の勝率については過去の記事でも触れましたが、他のレースとくらべて高いのかどうか、という点を見てみましょう。

同じく牝馬クラシックの一角を担う桜花賞の場合ですは、秋華賞のトライアルレースが2つなのに対して3つ用意されています。開催時期が早くデビューが遅かった馬へ賞金順以外の出走手段を多く確保しているためでしょうか。これは牝馬クラシック同様、牡馬クラシックも似たような構成となっています。

では、桜花賞の2005年~2014年までの優勝馬の前走を見てみますとトライアル以外の出走は2頭のみで、のこり8頭中2頭がフィリーズレビュー、6頭がチューリップ賞路線となりました。ちなみに、今年の桜花賞馬レッツゴードンキもチューリップ賞3着から優先出走です。

トライアルからの勝率で言えば80%と圧倒的です。そしてトライアルの着順も1着~4着までだいたい平均的で[3-2-2-1]となっています。

一方秋華賞のトライアル路線からの優勝馬は10頭中5頭と、桜花賞に比べてしまうと若干信用度の落ちる結果となります。

オークスへは桜花賞がトライアルとなってしまうため、また他のレースとはトライアルの意味がかわってきそうですが、こちらも見てみますと、桜花賞路線からの出走馬が10頭中8頭、うち優先出走権をもっていたのが6頭で、スイートピーステークスからも1頭優勝馬が出ていますが、フローラSからの優勝馬はここ10年なし。ちなみに、今年の優勝馬ミッキークイーンは忘れな草賞出身で、2011年エリンコートぶり。優先出走組の勝率は70%、優先出走を考慮せずトライアル路線からの優勝率で言えば90%に及びます。

問題点としては桜花賞へ優先出走できる競走馬は8頭、オークスへは9頭もいるという点でしょう。優先出走した馬が有利とは言っても、出走頭数自体が多いため絞るデータとしては参照しづらいというところです。

その点、秋華賞の場合は考慮すべき優先出走馬はローズステークス路線の3頭のみなので、出走頭数における勝率で言えば、他の牝馬クラシック2レースよりも信頼がおけるともいえます。

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